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cloverrose's blog

Python, Machine learning, Emacs, CI/CD, Webアプリなど

ピープルウェア 第3版 感想

感想が、読書メーターに収まらなかったのでブログに書きます。

人月の神話の中でおすすめされていたので読みました。

ピープルウエア 第3版

Amazon.co.jp: ピープルウエア 第3版: トム・デマルコ, ティモシー・リスター, 松原友夫, 山浦恒央: 本

新しい知見が得られたり、面白かった章。特にためになったのが4章と34章(☆付けた)

1章 今日もどこかでトラブルが

ハイテクの幻影

IT企業で働いてるとついつい、全て自動化できるし、テクノロジーで解決できると思ってしまうけど、製品は置いておいて、確かに実際働いてる場所では人間臭いこと、社会学的なことがいっぱいだと再認識した。

☆4章 品位質第一・・・時間さえ許せば

自分が品質に拘るタイプなので、「プログラムの品質は開発者の自尊心と強く結びついてる」というのに非常に共感できた。チームの人の自尊心についても考えていけるようになろう。

13章 オフィス環境進化論

この本のオフィス環境の部分は、自分でどうこう出来る部分が少ないのであまり実りは無かったけど、この章で出てきた参考図書「時を超えた建築の道」が面白そうだなと思った。

あと、イヤホンで音楽聞いてると、音楽は右脳で聴いているので、作業をする左脳と競合しないからエラー発生率や開発速度はそこまで落ちないけど、右脳を使うひらめきが起きにくくなるというのが目からうろこだった。

22章 ブラックチームの伝説

読み物として面白い。プログラムのテストチームの話。

24章 続、チーム殺し:残業の予期しない副作用

残業すると、自分の人生の大事な時間が削られる。チームで長期間の残業を強制すると、育児などで残業をしない人への不満が募り、うまくいっていたチームも崩壊するという話。会社との雇用契約で結んだ時間ないしか個人を束縛してはいけないなと感じた。

26章 スパゲッティディナーの効果

読み物として面白い。本能的に優れたマネージャーの話。

27章 裃を脱ぐ

チームメンバーに無理にでも出張を組んで、会社から出させてあげる。

☆34章 変化を可能にする

ちょうど自分の今の体験と重なって、とても勉強になった。

  • 人は誰しも本質的に変化を嫌う
  • 変化に対する反応は以下のように分類され、自分が変化を起こそうとするときに、1.と3.は敵、真の味方は2.であるという話
  1. むやにみ忠実(全く質問もしない)
  2. 信じているが室もなり
    1. 懐疑論者(「証拠を見せろ」)
    2. 受身の傍観者 (「私に何か関係有ることがあるの?」)
    3. 反対者(変化への恐れ)
    4. 反対者(権力を失うことへの恐れ)
  3. 戦闘的な反対者(妨害したり破壊してやろう)
  • 変化を受け入れてもらうには論理的な意見を主張するのではなく、情緒的に、変化前の人たちに敬意を持って
  • 変化のモデルは古い状況-(他からの要素)->混乱-(アイデアの変形)->実践と統合->新しい状況という4つのフェーズがある

自分の体験というのは、CI・CDツールとしてChef(Ruby)に切り替えていくのが、Fabric(Python)の知識がある状態から、ChefとRubyという初心者に変わってしまうこととか、Chef導入に素直に賛成だった人より、懐疑論者だった自分(ChefとFabricの比較、Chefに移行して得られるメリットと学習コストのデメリットなどをまとめた)の方が、Chef以降に移ってからは、Kitchenのテストツールなどの調査など、真の味方なきがするなという部分。


自分はプログラミングも好きだけど、こういうソフトウェア開発における問題とかにも興味あるので非常に面白かった。